迷惑モンスターの攻略法

マスクを着用したときに隙間から漏れる呼気は意外なほどやっかい。これが目元や頰に当たるとそのエリアを乾燥させてしまうので、侮れません。マスクを外したときには、覆われていた部分にとどまっていた水蒸気が蒸散し、肌内部の水分も奪います。結果、マスク生活が続くことで乾燥が進行、小ジワ^＊が目立ってしまうのです。
＊ 乾燥による

マスクと肌の間に起きる摩擦は想像以上です。マスクの着脱時やずれたマスクを直すとき、また口を動かしたとき……。摩擦によって肌表面がカサつくと、肌内部の水分が蒸散。そこにまた摩擦が起きれば、悪循環が延々と続いてしまいます。特に不織布は、ガーゼやシルク素材に比べて摩擦も肌への負担も増大します。

マスクにこもる水蒸気や摩擦で、日焼け止めも気付いたときにはすっかり落ちています。紫外線の中でもUV-Aは「ハリ不足」、UV-Bは「シミ」の原因に。紫外線はマスクも通り抜ける上、紫外線ダメージでバリア機能が低下すれば肌内部の水分も蒸散してしまいます。肌荒れや乾燥小ジワが目立つ原因にも。

波長の長いUV-Aは肌の奥の真皮にまで到達し、肌のハリや弾力を失わせます。UV-Bは、日焼けによるシミの原因に。

角質層のすみずみまでしっかりと水分が行きわたった状態の肌は、透明感がありくすみとは無縁。要するにうるおいこそが透明感の要なのです。どんより感やカサつき感のあるくすみは“肌の乾燥”が原因で起こっていると考えましょう。また、肌の水分量が不足していると、肌本来の明るさも失われてしまいがち。朝起きて、肌が曇っていると感じるときはたっぷりとうるおいを与えることが重要です。

• 古い角質が自然にはがれ落ち、うるおいを保ちます。
• 古い角質が蓄積され、くすんで肌触りもゴワゴワ。

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  与えるだけでなく、
  サポートすることが大事

  コラーゲンが減ると聞けば、そのまま肌に与えたくなりますが、実はコラーゲンは分子量が大きいため肌には浸透しづらく、ましてそのままコラーゲンになるわけでもありません。コラーゲンをサポートし、肌そのものをすこやかにすることが重要です。

• 皮膚の約70％は
  コラーゲンでできている⁉

  人体に存在するタンパク質のうち、約30％はコラーゲンといわれています。そして、皮膚ではなんと約70％がコラーゲンと、大部分が占められています。肌のハリや弾力を保ち、みずみずしく健康的な肌状態をつくるのに欠かせないコラーゲン。美肌の要となる成分です。

  

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  角質層まで浸透しない
  ビタミンCもある

  ビタミンCはサプリなどで補った場合、体の必要な場所に優先して運ばれるので、肌に届けたいなら直接塗ることが重要です。しかしビタミンCは水や熱に弱く、不安定。そのため化粧品では分子量が大きくなるものの、化合物を付加した「ビタミンC誘導体」が主流です。一方で化合物を付加せず、確実に肌に届く^＊のが「ビタミンC生命体®」です。
  ＊角質層まで

• コラーゲンを
  サポートする働きがある

  ビタミンCには乾燥予防を筆頭に、肌のコンディションを整えるといった効果があり、「美肌をつくる王様」ともいえる成分です。コラーゲンのサポートには「アミノ酸」が必須ですが、ビタミンCはこのアミノ酸の働きをバックアップする成分なので、積極的に取り入れていきましょう！

  「ビタミンC生命体®」は分子量が小さく、肌のすみずみまで浸透^＊します。

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  安全性や効果が臨床試験で
  きちんと検証されているかが大事

  肌に塗るものだからこそ、安全性にこだわりたいのは当然のこと。しかし「安全性」というのは目に見えにくいため、購入時に迷う人も多いはず。そこで判断基準になるのが、臨床試験データなどが公開されているかどうか。もう一歩踏み込んで、そのデータが信用できるかも確認しましょう。

• 医学誌や専門機関などからの
  評価を判断基準に

  数多くの化粧品が販売されている昨今、その中から「本当にいいもの」を選ぶのは至難の業。今の世の中、SNSやインターネットにはさまざまな人のクチコミ評価が載っていますが、あくまでもそれらは参考程度にしておきましょう。なぜなら、肌質も肌状態もまったく異なる上、使っている環境も人それぞれだから。医学誌や専門機関が発行する情報なら、効果がしっかり検証されているので安心です。

  

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  石油系防腐剤が年齢肌に
  ダメージを与えてしまう

  一般的に認知されている石油系の防腐剤「パラベン」。人によっては刺激が強く、肌細胞にダメージを与えることが確認されています。若いときには問題なく使えていた化粧品が肌に合わなくなってきたと感じたら、これが理由かもしれません。年齢肌には、肌質を問わずに使える“優しさ第一”の化粧品を選ぶことが重要といえます。

• 「肌に優しい」化粧品に
  明確な定義はありません！

  「肌に優しい」というのはさまざまな角度からの定義を含んだ言葉です。「無添加」＝何も入っていないわけではありませんし、「自然派」といっても“化学合成成分を配合していない”とイコールとは限らず、あくまでも言葉のトリックにすぎません。